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栄計舎 夜光文字板掛時計 昭和31年【W324】
栄計舎 夜光文字板掛時計 昭和31年【W324】
全体
全体
文字盤
振り子室
背面のラベル
栄計舎の夜光文字板掛時計、昭和31年に製造された物です。
株式会社栄計舎(EIKEISHA)は、大正14年に創業され昭和30年代頃まで存在した、主に柱(掛)時計を製造していたメーカーです。
時刻を合わせると時打(時報)の数も連動して自動的に合う「本打式」の機械をいち早く導入した他、夜光の文字盤やオルゴール付の掛時計、カットガラスを埋め込んだ振り子等、様々な製品や機能を生み出した非常に創造的なメーカーであったようです。
こちらの柱時計はやや小さめの箱型で、前面の上下に緩やかなアールが付いています。
文字盤は樹脂製の白地のリングにインデックス(数字)が並び、中央部が木目になったツートーンカラーで、中央上部には星印の中にAKの文字が入った同社のトレードマークがあります。
インデックス部分には商品名通り夜光塗料が施してあるのですが、2種類(2色)の塗料を使用しているのか長短針と3・6・9・12がほとんど発光(蓄光)せず、暗所での時刻の視認性は良くありません。
振り子室の窓は振り子の動きに合わせたような扇状で、左右の文字盤中央と同じ明るい色合いの板がデザインのアクセントになっています。
窓には縦の波状のモールガラスが入り、「ダイヤ振子」と呼ばれるカットガラス入りの振り子(玉)が振れる度に独特の輝きを放ちます。
本打式のムーブメント(機械)に1956年(=昭和31年)の刻印があります。
時打は毎正時(0分)に時刻の数、「ポーンポーン」というやや高めの良く通る和音で鳴ります。
本体各部に経年による傷や文字盤の上側にひび割れ等はありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。
分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。
サイズ/高さ:約38.5cm 幅:約24cm
奥行:約10.5cm (いずれも最大部)
価格:0
円
SOLD OUT
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