愛知時計 ツートーン文化型柱時計 昭和初期頃【W303】

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    振り子室

愛知時計のツートーン文化型柱時計、昭和初期頃に製造された物です。

愛知時計は明治25年創業の水野時計製造所を祖とする歴史ある時計製造メーカーです。

現在の社名は愛知時計電機株式会社で、水道メーターの製造等が中心で時計の製造はしていませんが、昔の社名のまま現存されています。


こちらの柱時計は昭和になってから製造され始めた「文化型」と呼ばれる箱型の柱時計の一種です。
中央と左右部分を色・木目が異なる木材にする事でシンプルなデザインにアクセントが付き、大正時代末〜昭和初期頃のレトロモダンな雰囲気を感じさせる一品です。

四角形の文字盤は上下左右の3の倍数のインデックスのみ意匠を施された数字でそれ以外はバーのみという腕時計を思わせるような珍しいデザインです。

愛知時計のトレードマークが戦後の○にAとCの組み合わせの物ではなく、筆記体の「aichi」なのも珍しく、真ん中が肉抜きされたデザインの長短針との組み合わせで時刻の視認性も非常に良いです。


時打は毎正時(0分)に時刻の数、やや高めのゴーンゴーンという余韻のあるよく通る音で鳴ります。

各部に経年による傷や汚れ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0~2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約41.5cm 幅:約21.8cm
    奥行:約9.8cm (いずれも最大部)

価格:0

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