精工舎 ヘソ形目覚 大正時代前半頃【106】

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    背面

精工舎のヘソ形目覚の中期型、大正時代前半頃に製造された物です。

明治25年創業の精工舎(現・SEIKO/セイコーホールディングス)は国内で現存する最古の時計製造会社です。
同社は長い歴史の中で様々なタイプの柱時計や置時計・腕時計等を製造しています。


こちらの時計は『ヘソ型目覚』、通称:ヘソ目と呼ばれるタイプの目覚まし時計で(正しくは『臍形目醒附置時計』)、明治30年代後半から大正時代を経て昭和20年代前半までの50年間以上に渡ってほぼ同じ形で作られていたロングセラー商品です。

ムーブメント(機械)は「鍵Sマーク(精工舎の商標)刻印無し」「天輪の外周が凹凸している」「緩急針が鉄製二枚合わせ」「熊耳形の巻き鍵」等の特徴から製造年代は大正時代初期〜中期と思われますが、プレスで作られたゴトク(ムーブメントや脚等を留める内部の枠)や裏蓋の塵避け等の昭和初期頃の特徴も見られますので、後年の修理の際などにその当時に入手できる部品が付けられた可能性があります。

※ローマ数字の文字盤もSEIKOSHAの文字の無い当時の社外品です。


各部に経年による傷や錆、文字盤の変色等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。


分解整備済みで現在±0-2分以内/日の精度で稼働しています。

サイズ/高さ:約14.8cm 幅:約12.5cm
    奥行:約6.3cm
(いずれも最大部/取っ手・ツマミ等含まず)

価格:0

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