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本体・斜めから
錘・振り子部分
手塚時計株式会社は戦後間もない昭和21年(1946年)に設立され、フクロウや人形の目が左右に動くからくり時計の製造を経て、昭和24年以降は鳩時計の製造・販売で一時代を築いたメーカーです(1998年に解散)。
こちらの鳩時計は晩年にCITIZEN(シチズン)の販売網で販売されていた物なので、文字盤にCITIZENの文字があり、ムーブメント(機械)はメーカー刻印の無い物になっています。
時計のムーブメントは重錘(じゅうすい)式と呼ばれる方式で、木の実を模した錘(重り)が下がる力を利用して稼動させます。錘を一度引き上げると丸一日は稼動します。
※鎖の長さを考慮して時計を掛ける位置の高さを2m程(あるいはそれ以上)にする必要があります。
本体や装飾部分は鳩の出てくる小窓の扉など一部を除き、プラスチックや合成樹脂製では無く本物の木製です。
毎正時(0分)に時刻の数と毎30分に1回、文字盤上の小窓から小さな鳩が出てきて時報の鐘の代わりに鳴り(鳴き)ます。現代の鳩時計の作られた電子音ではなく、昔ながらの紙のふいごで木製の笛を鳴らす方式なので、ポッポーという柔らかでとても心地良い「鳴き声」です。各部に経年による細かな傷や文字盤のⅥの補色等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体的な程度としては比較的良い状態だと思います。
価格:0円