メーカー不明 宮型柱時計『KING』 昭和10年頃【W291】

  • 全体

    全体

  • 文字盤

    文字盤

  • 振り子室

    振り子室

  • 天面のラベル

    天面のラベル

メーカー不明のやや小型サイズの宮型柱時計、昭和10年頃に製造された物です。

文字盤の中央部分には『KING』という文字がありますが、これがメーカー名なのか、あるいは時計店等の名前(※)なのかは不明です。

※明治時代末から戦前頃までは時計店等のオーダーメイドで文字盤に店名やマークを入れる事も多かったようです。


本体天面に愛知県時計工業組合(THE CLOCK MANUFACTURERS ASSOCIATION OF AICHI PREFECTURE, JAPAN)のラベルがあります。

同組合は昭和6年に愛知県時計製造同業組合(ラベルの文字はAICHIKEN CLOCKMAKERS'UNION'S MARK)を解散して設立され、昭和10年に日本時計工業組合(同C.M.A:CLOCK MANUFACTURERS ASSOCIATION OF JAPAN)」と改称されるまでのごく短期間だけ存在していたので、この時計が昭和6〜10年頃に製造された物と判断できます。


こちらの柱時計は本体の上部に屋根の庇のような装飾が付いた『宮型』と呼ばれるタイプの柱時計です。
本体には『杢引き』と呼ばれる木目状のペイントが施されています。
前面の扉の中央に細い溝を刻まれた柱が通り、長短針もこの時代には珍しい直線を基調としたシンプルな物で、シャープな印象を受けるデザインの一品です。

各部に経年による傷や文字盤の擦れ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体的な程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

時打は毎正時(0分)に時刻の数、やや高めのゴーンゴーンという余韻のあるよく通る音で鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約47.8cm 幅:約23.3cm
    奥行:約12cm (いずれも最大部)

価格:8,500

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