浦時計製作所 頭丸尾長柱時計 昭和初期頃【W358】〔120〕

  • 全体

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  • 文字盤

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  • 振り子室

    振り子室

  • 振り子室内のラベル

    振り子室内のラベル

非常に希少な浦時計製作所の頭丸尾長柱時計、昭和初期頃に製造された物です。
浦時計製作所は明治41年に名古屋市東区で設立され、大正時代を経て戦前頃まで日本時計工業組合(C.M.A)にも名を連ねていましたが、いつ頃廃業したのかは不明です。

こちらの柱時計は文字盤の周りの木枠が丸型で、その下部に長めの振り子室の付いた『頭丸尾長』と呼ばれるタイプの柱時計です。
文字盤の中央上部には菱形の中にUとZの文字が組み合わされた同社のトレードマークが、中央下部には8日巻を示す「Tokei Youkamaki(時計/八日巻)」の文字が入っています。
振り子室の窓に金文字で入った「REGULATOR」は「標準時計」というような意味合いだそうですが、この時代には高品質を示す言葉として多くの時計に書かれていたようです。

時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」というよく響く音色で鳴ります。

各部に経年による傷や文字盤の細かなペイント剥がれ等の痛みは見られますが、目立つような大きな傷や欠け・割れ等は無く、風防(文字盤のカバーガラス)の枠や振り子の玉も金色の輝きを残しており、全体の程度としては経年なりの平均的よりも良い状態だと思います。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0〜2分以内/日で稼動しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約53.5cm 幅:約30cm 奥行:約11.5cm(いずれも最大部)
〔送料/120サイズ〕

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