舘本時計製造所 半丸型柱時計 昭和初期頃【W341】

  • 全体

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  • 文字盤

    文字盤

  • 振り子室

    振り子室

  • 側面の窓

    側面の窓

  • 背面のラベル

    背面のラベル

舘本時計製造所の半丸型柱時計、昭和初期頃に製造された物です。

舘本時計製造所は大正時代末期から第二次世界大戦の空襲で廃業する昭和初期まで存在した時計メーカーです。

文字盤にはTとSを組み合わせたトレードマークが入り(※)、本体を多種多様なパターンの筆塗の模様が施された変わり種の柱時計で有名です。

本来は時計卸商であり、ムーブメント(機械)を始めとして時計自体の製造は親族である佐藤時計製造株式会社が担っていたようです。


こちらの時計は基本形が箱型で天面が文字盤に合わせるように丸くなった半丸型と呼ばれる(※)柱時計です。

(※他にもルーフ型・アーチ型・アール型等様々な呼び方があるようです)

文字盤の中央部分は太陽の光を模したような金色の濃淡が放射状に入っています。


前面の扉は文字盤から振り子室まで繋がった一枚のガラス窓で覆われています。

角(縁)を斜めに落とした厚みのあるカットガラスなので、稼働中は振り子の動きに合わせてカットされた部分に反射光が映り込んで光り、独特な雰囲気を醸し出します。


本体側面のムーブメント(機械)を覗ける位置にある小窓には当時では珍しい緑色の色ガラスが入っており、レトロ モダンな印象を持てます(画像5枚目)。
本体背面には舘本時計のラベルが残っています(画像6枚目)。

各部に経年による傷や文字盤を含む金属パーツの痛み等はありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体の程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

時打は毎正時(0分)に時刻の数、ゴーンゴーンという低目の余韻を持ったよく通る音で鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0〜2分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約49cm 幅:約25.3cm
    奥行:約12.4cm (いずれも最大部)

価格:0

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