1861年創業のINGRAHAMは四ツ丸型の柱時計「IONIC」が有名ですが、20世紀以降は少量ながら目覚時計も製造していたようです。
こちらの時計は同社が買収された1967年以降の製品と考えられ、文字盤にはおそらく生産工場があったドイツ製の表記（Made in Germany）があります。

一般的に「トラベルクロック」と呼ばれているタイプの小型の目覚時計で、持ち運び時には画像3枚目のように折り畳み、使用時は画像1枚目のように立てて置時計として使います。

その名前の通り旅行の時等に便利ですし、小さなサイズですのでデスクの片隅等のちょっとした隙間のスペースに置いても邪魔になりません。

各部に経年によるわずかなメッキ剥がれ等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・欠け等は無く、全体の程度としては良い状態だと思います。
針・文字盤の夜光塗料も生きていますので、暗所での時刻の視認性も良いです。