東京時計 アンチモニ枠置時計 昭和初期頃【102】

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東京時計のアンチモニ枠置時計、昭和初期頃に製造された物です。
東京時計製造株式会社は大正9年(1920年)に設立された隆工舎を祖とし、昭和9年(1934年)には早くも電気式時計の製造を始めた時計メーカーです。
戦後に一度解散しますが翌年に再建され、昭和30年代には神奈川県川崎市に数百人の従業員を抱える大きな工場を持つほどに発展したのですが、昭和40年代後半頃に当時大流行していたボーリング事業に進出して失敗、時計メーカーとしてもその歴史を閉じました。

こちらの置時計は昭和初頭から戦前頃に製造された物です。

丸い文字盤の左右に台座部分が長く広がる形状の置時計を『日の出型』と呼びますが(主に木製でサイズはやや大きめ)、こちらはその一種になります。

風防(文字盤のカバーガラス)は角を斜めに落としたカットガラスになっています。
本体は渋い色合いのアンチモニ(antimony)製で、文字盤の下部の台座にあたる部分に植物の花や葉のような装飾、前面の縁に形状を強調するように数珠のような連なった球の装飾が入っています。

文字盤はシンプルなデザインで、長短針が先端近くにリング状の装飾が付いたブレゲ針なのと秒針が独立したスモールセコンドである事から懐中時計の文字盤を想像させます。

裏蓋には『賞 東淀川區聯合青年團』という文字(戦前なので右から左への横書き)が有りますので、何かの記念品として贈られた物と思われます。

各部に経年による細かな傷や変色等の痛みはありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、全体の程度としては比較的良い状態だと思います。

分解整備済みで現在±0-2分以内/日の精度で稼働しています。

サイズ/高さ:約10cm 幅:約19.6cm
    奥行:約5.7cm
(いずれも最大部/ツマミ等含まず)

価格:0

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