東洋時計 木製本型枠置時計 昭和初期頃【006】〔60〕

  • 前面

    前面

  • 正面(1)

    正面(1)

  • 正面(2)

    正面(2)

  • 背面

    背面

  • 当時の広告

    当時の広告

非常に希少な東洋時計の木製本型枠置時計、昭和初期頃に製造された物です。
東洋時計は1901(明治34)年創立の外国製時計の輸入販売を手掛けていた「吉田時計店」を祖とし、大正9年に東洋時計製造所を設立して自社で置時計の製造を始め、後に現代の「オリエント」へと続く歴史ある時計製造メーカーです。

こちらの置時計は昭和初期頃に製造された物です。
※ムーブメント(機械)部分は昭和初頭〜戦前頃の物ですが、枠部分の商品名が左から右への横書きなので、この形状で製造されたのは戦後の可能性もあります。

本体は木製で本を開いて立たせた様なとても珍しい意匠になっています。
本の開く角度は約30°〜180°まで自由に変更できるので、置く場所のサイズや見た目(裏表紙を見せるか見せないか等)等の好みで選べます。
商品画像では約150°に開いていますが、これ以上開くと倒れるので後ろ側を何かで支えるか立て掛ける必要があります。

時計の上、本の表紙に当たる部分には『錠剤 片倉の米の母』という文字が本のタイトルの様に入っています。
「米の母」は昭和8年(1913年)に設立された片倉栄養化学研究所の製品で胃腸薬の類だったようです。
以降は推測ですが、こちらの時計は同社が製品の販売促進…例えば懸賞の賞品や薬店のカウンター等に設置してもらう目的で東洋時計に特注した物と思われます。

正方形の文字盤はシンプルなデザインで、ブレゲ針の様に丸く肉抜きされた長短針もアクセントとなり、小さめながらも時刻の視認性は良いです。
風防(文字盤のカバーガラス)は角を斜めに落としたカットガラスになっています。

各部に経年による傷やペイント剥がれ、木枠部分の欠け等はありますが、目立つような大きな傷や割れ・凹み等は無く、程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。

分解整備済みで現在±0-2分以内/日の精度で稼働しています。

サイズ/高さ:約20.2cm
    幅:約14cm(開き角度30°時〈以下同〉)〜28cm(180°)
    奥行:約3.5cm(30°)〜16.2cm(90°)
(いずれも最大部/ツマミ等含まず)
〔送料/60サイズ〕

価格:12,000

在庫あり
注文数 :

カートの中身

カートに商品は入っていません