精工舎 角枕形八日巻置時計(大正時代中期)【K012】

  • 前面

    前面

  • 正面

    正面

  • 背面

    背面

  • 当時のカタログから

    当時のカタログから

希少な精工舎の角枕形八日巻置時計、大正時代中期に製造された物です。
「枕時計」とも呼ばれる角形の時計は明治30年代から大正時代を経て昭和初期までほぼ同じ形で作られていたロングセラー商品です。
ニッケルメッキの枠を組み合わせ、目覚しのベルやオルゴール、または時打機能を搭載した毎日巻の物が一般的ですが、こちらは一度巻けば一週間程度の稼働が可能な八日巻きの香箱入りゼンマイを採用した枕時計です。
旅行等の移動に適していたので「トラベリングクロック(Traveling Clock)」または「キャリッジクロック(Carriage Clock)」と呼ばれていました。
価格が公立小学校の教師の初任給が50円程の時代に10円以上、ニッケル枠の角形目覚の倍以上もしたので高級品だったようです。

各部に経年による傷やメッキの痛み等はありますが、目立つような大きな凹みや割れ・歪み等は無く、約100年近くの時を経た物としては比較的良い状態を保っていると思います。
ただし、背面の扉が欠落したのか純正ではない扉(かなり近年の物に見えます)が付いているので、完品よりも値下げ致しました。

分解整備済みで現在±0-3分以内/日の精度で作動しています。

サイズ/高さ:約12cm 幅:約8.3cm
    奥行:約7cm
(いずれも最大部/取っ手含まず)

価格:0

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