精工舎 中型花(柳島工場製) 明治30年頃【W353】

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  • 文字盤

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  • 振り子室

    振り子室

  • 振り子室内のラベル

    振り子室内のラベル

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精工舎の柱時計「中型花」、柳島工場時代の明治30年頃に製造された物です。
明治25年創業の精工舎(現SEIKO/セイコーホールディングス)は国内で現存する最古の時計製造会社です。
同社では長い歴史の中で様々なタイプの柱時計や置時計・腕時計等を製造されています。

こちらの柱時計は文字盤の周りを大きめの八角形の木枠で囲み、その下に短めの振り子が入る箱(振り子室)がつく『八角合長』という当時の標準的なタイプです。
※明治時代末以降になると八角形が小さく、振り子室が長くなった『八角尾長』が主流になります。
本体には『杢引き』と呼ばれる木目状のペイントが施されています。
枠と振り子室の周りの角部分には「花」と呼ばれるボタン様の真鍮製の装飾が付けられています。
本来はその「花」を繋ぐように金色のラインのペイントが入っているのですが、経年による変色や剥がれの為、僅かに痕跡が残っている程度です。

文字盤中央の飾り環が精工舎創業(1892年/明治25年)当時の石原町工場時代から続く山型(三角形)の形状の物で、明治30年代後半以降のカマボコ型の物とは違った表情を見せています。

振り子室の窓には当時の取り扱い時計店の特注と思われる「NAKANO」「特約時計」の金彩文字が残っています。
振り子室内のラベル(画像5枚目)が黒地金彩で『SEIKOSHA』の書体が細いタイプ、また背面の掛け金も小判形の木ネジ一本で留めるタイプである事などから、この柱時計の製造年は柳島工場に移転した直後の明治26年(1893年)から同30年代初頭頃と判ります。

各部に経年による傷や杢引き(表面のペイント)の剥がれ等の痛みがあり、文字盤もオリジナルのペイントの物から補修用の紙製に変わってはいますが、文字盤の枠や振り子の玉は当時の金色の輝きを残しており、全体の程度としては経年なりの平均からやや良い位の状態だと思います。

時打は正時(0分)に時刻の数、やや高めの「ゴーンゴーン」という余韻のあるよく響く音色(音量はやや控えめ)で鳴ります。

分解整備済み、振子・巻き鍵も付属します。
精度は季節(気温)やゼンマイの巻き始めと解ける寸前でも変わりますが、きちんと調整すれば平均して±0から2-3分以内/日で稼働しますので、充分日常的に使用する事が出来ます。

サイズ/高さ:約56cm 幅:約35cm
    奥行:約11.8cm (いずれも最大部)

価格:0

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