E.Krauss(フランス)アネロイド・バロメーター 1900年代初頭頃【S057】

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フランス・E.Kraussのアネロイド・バロメーター、1900年代初頭頃に製造された物です。
E.Krauss社は1882年にパリで創業した光学機器メーカーで、1891年に世界的に有名なドイツ・Zeiss(ツァイス)社の製品の正規輸入元として抜擢されたのを機に事業規模を拡大し、翌1892年にはZeissブランドの光学製品の製造ライセンスも供与された(フランスのメーカーとしては唯一)20世紀初頭に大躍進を遂げたメーカーです。
その後の第一次世界大戦で一時壊滅的なダメージを受けながらも経営を建て直して再び小型カメラやレンズ・双眼鏡等の供給を再開し、1920年代には日本でも東京・丸の内に支社を構えていましたが、10年後に訪れた世界恐慌で再び経営危機に陥り、1934年にフランスの光学メーカーBarbier, Benard et Turenne社に吸収合併されてその半世紀余りの歴史を閉じました。

こちらのアネロイド・バロメーターは内部の金属製の円板が外部の気圧に応じて膨らんだり縮んだりする変化を針の動きに変えて気圧を読む形式の気圧計です。
上部のリングの他に小さな脚が付いていますので、掛け・置き両方で使用できます。
気圧と密接な関係のある天候の表記もある事から「晴雨計」とも呼ばれています。
その時点の気圧を示す濃いブルーの針に前面のガラスカバー中央のつまみでゴールドの針を重ね合わせると、時間の経過と共に気圧が変化した際にその変化が判るので、天候が晴れに向かっている(=気圧が高くなっている)のか雨に向かっている(=気圧が低くなっている)のかが判るようになっています。

内部の機械はドイツ・Lufft社の物です。
1881年創業の同社は気候測定技術の分野において、ドイツのみならず世界中で信頼を得ている歴史ある老舗メーカーです。
機械に刻印されたロゴマークが創業から1920年までに使われていた物なので、先述のE.Krauss社の歴史と合わせて考えると製造されたのは1900年頃〜1920年までと推測されます。

各部に経年による傷や錆などの痛みはありますが、目立つような大きな凹みや割れ・歪み等は無く、全体的な程度としては経年なりの平均的な状態だと思います。


サイズ/高さ:約12cm 幅:約10.5cm
    奥行:約5.5cm (いずれも最大部)

6,500円

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